なぜ銀行預金をやめてNISAを始めたのか|10年で580万円の差が生まれる現実

結論から言えば
預金金利が低すぎるため、インフレに負けてしまうため、相対的に資産が目減りしてしまう。
これに尽きます。
なぜNISAに移そうと思ったのか
私が本格的にNISAへの移行を決めたきっかけは、複数の不安が重なったことでした。
- 親が高齢になり世帯収入が変化する可能性が出てきた
- 自分の定年が近い状態で子供の進学時期が重なる
- 老後のことを考えるとずっと働き続けることへの負担が大きい
- 子供への介護負担を少しでも減らしたい
私も最初は銀行口座での預金で貯蓄のみでしたが、将来の資産を増やすには自己努力のみの貯蓄だけで大丈夫なのか不安でした。
そのため、複数のブログやYouTubeをチェックして独学ではありますが、お金の勉強を始めました。
結果として、時間は掛かりましたが、自分が納得したうえで資産形成を進められるようになりました。
また、金融関連の説明にも理解が深まったため、保険や銀行でのやり取りは以前よりも理解できるようになっています。
預金ではインフレに負ける現実
投資を始めた頃はまだゼロ金利政策の最中でインフレ率は低かったのですが、それでも増やすという意味では金利もないため預金では意味がありませんでした。
2026年2月末現在では、インフレ率2%に対して、普通預金の金利がメガバンクで0.3%、高金利のネット銀行でも0.75%程度です。
来年1,000円の物が1,020円になるのに対して、預金では1,003〜1,007円にしかならない。
つまり、同じものが同じお金で買えなくなってしまうのです。
預金だけでは、相対的に貧しくなりいずれ生活を脅かされる恐れがあります。
インフレ自体は悪いものではありません。
インフレにより企業の業績が良くなり、給料が上昇し、消費が積極的になり企業の業績が良くなる・・・と、いった形で上昇スパイラルで景気が良くなるからです。
一方で、給料が上がらないまま物価だけが上がる状況は、生活を圧迫する良くないインフレです。
NISAで運用するとどれだけ違うのか
投資信託などの株式投資は、本来なら約20%の課税がかかります。しかし今はNISAという非課税制度があります。
現在、旧NISAと新NISAを合わせて含み益込みで約1,000万円を運用中です。今年度の積み立て(成長投資枠240万円+積み立て枠120万円)を埋める予定で、残り枠は約1,200万円の計算になります。
オルカンの過去の平均年間リターンは約5〜7%です。
過去のデータに基づくものであり、将来の運用成果を保証するものではありません。
これを非課税で受け取れるのは大きなメリットです。
| 運用方法 | 10年後の金額(1,000万円運用の場合) |
|---|---|
| 普通預金(約0.5%) | 約1,050万円 |
| オルカン(年5%) | 約1,630万円 |
| 差額 | 約580万円 |
同じ1,000万円を持っていても、運用方法によってこれだけの差が生まれます。
預金と投資信託、どちらを選ぶか
もちろん元本割れのリスクはあります。
短期で金利より高いリターンを得ようとしたらギャンブルになってしまうでしょう。
しかし15年以上といった長期での平均としてみるなら、同じお金を持っていても相対的に貧しくなる預金よりも、インフレに負けず資産を増やす将来性があると判断しました。
- 普通預金:超低リスク・超低リターン。インフレに負ける可能性が高い
- 投資信託(オルカン等):中リスク・中リターン。インフレに勝てる可能性があり、預金に比べればリスクはあるが、長期分散で抑えられる
私は投資信託のオルカンを選びました。
その中でも家族のために極力リスクの低い選択をしたつもりです。
リターンが高くなればなるほどギャンブル性が高くなりリスクも相対的に高くなります。
リターンが高ければ将来的に大きなリターンになる保証もありませんが、リスクは確実に高くなります。
極力リスクを抑えて資産を増やし、心豊かな老後を過ごしたい。
そんな同じ悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです。
本記事の数値根拠・参考資料
- 日本銀行時系列統計データ検索サイト:預金種類別店頭表示金利の平均年利率等(月次)
- 総務省統計局:消費者物価指数 全国 2026年2月分
- 三菱UFJアセットマネジメント:eMAXIS Slim 全世界株式月報
投資にはリスクが伴います。実際の判断はご自身の責任でお願いします。















