投資を始める前に生活防衛資金を準備すべき理由|休業経験者が実感したこと

生活防衛資金とは
急な失業や病気、事故などの予期せぬ事態に備えて確保しておく現金のことです。
日常生活を維持するための「最後の砦」となるお金で、一般的には生活費の3〜6ヶ月分を目安に準備することが推奨されています。
私の場合は、両親が高齢で健在なのと子供の学費も踏まえて、1年分+直近3年以内に使う予定のあるお金を銀行口座で準備しています。
私自身、実際に使う場面があって初めてその大切さを実感しました。
なぜ必要なのか
- 急な失業や減収に対応できる
- 病気や怪我で働けなくなった時の生活費
- 予期せぬ大きな出費(家電の故障、医療費など)への備え
生活防衛資金とは、最悪無収入でも生活を維持するための資金です。
失業手当や傷病手当、再就職支援などもありますが、基本的に収入は一時的でも減るのは事実です。
私の実体験:休業した時に助けられた
私も一か月ほど病気で休業を余儀なくされた経験があります。適応障害での休業でしたが、その時に生活防衛資金を確保できていたため、家族も私も大きな不安や心配もなく生活を続けられたと実感しています。
- 休業中は傷病手当で給料の約6割が支給される
- 生活防衛資金が1年分あれば、6割支給と合わせると実質1.5年分の余裕になる
- 「1年分あれば安心」というのが私の実感値
多すぎると思っていましたが、いざという時に「あって良かった」と心から思いました。
精神的な安心感は数字以上の価値がありますし、余分な心配も減るのが大きいです。
金額の目安
- 独身者:生活費の3〜6ヶ月分
- 家族がいる場合:生活費の6ヶ月分程度
- 自営業者:収入が不安定なため1年分程度
- 休業リスクが高い・不安が強い方:1年分以上でも安心
参考資料:東海東京証券「投資を始める前に必要な「生活防衛資金」はいくら?世帯別の目安額を紹介」
上記はあくまでも参考なので、各自で安心できる金額を用意しましょう。
数字の目安より「この金額があれば安心できる」という感覚を大事にしてください。
保管方法
普通預金や定期預金など、すぐに引き出せる形で保管しましょう。
投資に回さず、元本割れしない安全な方法で保管するのが基本です。
- 普通預金や定期預金など、すぐ引き出せる口座で管理する
- 投資用口座とは別口座で管理すると使い込みを防げる
- 緊急時以外は手をつけない
生活防衛資金を確保した上で、余裕資金を投資に回すというのが健全な資産形成の基本です。
生活防衛資金を確保してから投資を始めた理由
私も生活防衛資金があり、余剰資金の取り扱いを探して、独学で勉強してから投資を始めました。
不安があったため生活防衛資金を多めに確保し、小額から投資を始め徐々に投資額を増やしていきました。
まずは、万一なくなっても生活に致命的な影響が出ない金額がどの程度なのかを考え、その範囲で行うようにしましょう。
万が一、生活防衛資金が不足する事態になった場合は、まずは生活防衛資金の再準備を優先してください。
直近3年以内に使うお金は投資に回さない
直近3年以内に使うことが分かっているお金は投資に回してはいけません。いざ必要になった際に暴落していて不足するという事態がありえるからです。
これは、将来の出口戦略を考える上でも重要な考え方です。
資産を「いつ使うか」によって置き場所を変えるという考え方について、詳しくはバケツ戦略の記事でも解説しています。
万が一予想外の出来事などで生活防衛資金が不足した場合は、まず再準備を優先しましょう。
・一時的に投資の積み立てを停止する
・生活防衛資金が元の水準に戻ったら投資を再開する
・投資の一時停止は「失敗」ではなく「正しい判断」
生活防衛資金あっての投資です。
焦って投資を続ける必要はありません。
実際の運用判断はご自身の責任でお願いします。












