高配当株で失敗しないための5つの指標|配当性向・ROE・PBRの見方を実践解説

前回の高配当株の選び方の記事で5つのチェックポイントを重視していると話をしました。
今回は、それぞれをどのように見ているかを私の視点で深掘りしたいと思います。
①安定性|減配・無配のない銘柄を探す
安定性の確認は比較的簡単で、各証券会社で「連続増配」などを条件にスクリーニング(検索)を行うと一覧として出てきます。
また、ネットで検索しても出てきますが、米国株や連続増配ETFなども混在するため、少し手間かもしれません。
安定した配当が基本なので、減配なしと表明している「累進配当」銘柄を探すのも有効な方法です。
- 配当利回り3%以上:高配当の最低条件
- 自己資本比率50%以上:会社の財務的な安定度
- 配当性向50%以下:配当に無理がないかの確認
そこから他の指標を見ていくと効率的です。
②安全性|会社の財務体力を確認する
これは自己資本比率やROE(自己資本利益率)、ROA(総資産利益率)、売上高・営業利益・純利益などをチェックします。
- ROE10%以上:優良企業の目安
- ROA5%以上:資産を効率よく使えているかの目安
- 売上高・営業利益:本業の稼ぐ力が前年より落ちていないか
- 純利益:最終利益が前年より落ちていないか
詳しい人はもっと細かく見ると思いますが、まずはこれらをチェックすると良いと思います。
証券会社の銘柄情報ページで確認できる範囲です。
倒産してしまえば配当どころか元本も戻りませんから、安全性は必ず確認しています。
③成長性|右肩上がりの会社かを見る
売上高や営業利益が伸びているか、ROEが10%以上あるかでチェックしています。
①②の安定性・安全性をクリアしていれば、成長性も最低限満たせていることが多いです。
成長のない会社はいずれ衰退するリスクがあります。
過去3〜5年の業績推移を見て、右肩上がりかどうかを確認するのが基本です。
単年度の業績だけでなく、継続して伸びているかを見ることが大切です。
④割安さ|タイミングを見て買う
PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)をメインにチェックします。
- PER20倍以下(教科書的には15倍以下が目安・業種によって異なる)
- PBR1.5倍以下(教科書的には1倍以下が割安・絞りすぎると買い時がなくなるため少し幅を持たせる)
絞りすぎると分散がしにくかったり、買い時が分からなくなるため、上記のように少し幅を広げています。
これらに配当利回り3~5%をあわせてチェックして、過去の株価推移から「一定水準まで下がってきた」と思ったタイミングで指値または成行で買っています。
迷うときは1株・10株など少量から入るのも一つの方法です。
感覚は数をこなすことで少しずつ身についてきます。
業績悪化・悪材料・悪いニュースで株価が下がった場合は下落が続く恐れがあります。
「安くなったから買い」と安易に判断せず、なぜ下がったのかを必ず確認してください。
リスク回避した結果、翌日株価が上がったとしても「正しい判断だった」と思えるくらいの慎重さが大切です。
⑤配当利回り|高すぎる利回りには注意
おおよそ3~5%を目安にしています。
異常に高い配当利回りは、株価が大きく下落している場合や、資金集めのために無理な配当を出している場合があります。
その場合、いずれ減配・無配になるリスクが高いと考えています。
配当利回り=年間配当金÷株価×100で計算されます。
株価が下がれば利回りは上がりますが、それは必ずしも「お買い得」を意味しません。
利回りだけでなく、なぜその利回りになっているのかを他の指標とセットで判断することが重要です。
リターンを保証するものではありませんので、投資はご自身の責任で行ってください。










