特別費って何?|50代の私の家計管理法

皆さんは「特別費」を意識していますか?
特別費とは、食費・通信費・光熱費といった毎月の生活費以外に、
いずれ必ず訪れる大きな支出のことです。
例えば、冠婚葬祭・旅行・家電や家具の買い替え・車の買い替え・家の修繕費などなど。
これらは毎月の家計には現れませんが、ある日まとまった金額が必要になります。
予定に組み込みにくく、予測が難しい。
そのため、急にまとまったお金が必要になり、
最悪の場合、投資商品を不利なタイミングで売る羽目になることもあります。
しかし、家計簿を付けていて確実に毎月、毎年来る出費以外にも出費がある事に気づきました。
きっかけは子供の勉強机の購入でしたが、毎月の家計はしっかり管理していても、
「数年に一度の大きな出費」は意外と見落としがちなんですよね。
私の特別費の考え方:10年分を書き出して「1/10」にする
私の場合は、これから約10年の間に起こりうる出費を書き出し、
それぞれに金額を入れて、その合計を「1/10」したものを、
毎年必要な特別費として管理しています。
こうすると、いつ来るか分からない大きな出費を、
「毎年これくらいは備えておけばいい」という平準化された数字に変えられます。
実際に私が書き出した特別費リスト
- エアコン5台の買い替え:約100万円
- テレビ3台の買い替え:約12万円
- 冷蔵庫の買い替え:約5万円
- 洗濯機の買い替え:約5万円
- 車検代(2年に1度・10年分):約55万円
- 家の修繕費:約30万円
- エコキュートの買い替え:約100万円
- 家族旅行(10年分):約200万円
合計:約507万円 → 1/10 = 年間約50万円
つまり我が家の場合、毎年約50万円を特別費として見込んでおけば、
10年スパンで見れば大きな出費にも慌てずに対応できる、という計算です。
そのため、定期的に特別費は見直す必要があると感じました。
想定外のものもありますが、当たり前すぎて抜けている事も十分ありえます。
手元にいくら残しておくか
では、実際に口座にいくら置いておけばいいのか。
私は「生活防衛資金」と「特別費」の2つを基準に考えています。
- 生活防衛資金:生活費 約20万円 × 12ヶ月 = 約240万円
- 特別費:年間 約50万円
単純に足すと約290万円ですが、
特別費は一度に重なる年もあります(車検と家電の故障が同時に来る、など)。
そのため余裕を持たせて、私はメイン口座に常時400万円を残すようにしています。
予定通りになんでも上手くいくなんて未来予知ですからね。
「ここを割ったら、投資より先に現金を戻す」という線引きをしておくと、気持ちが楽です。
生活防衛資金はいざという時の最後の砦ですのでしっかり数字で把握しておきたいところです。
現在はメイン口座だけで管理していますが、
ゆくゆくは住信SBIネット銀行の目的別口座を活用して、
特別費を用途ごとに分けてみたいとも考えています。
(まずは1年、実際に特別費がいくら出ていくかを把握するのが先だと思っています)
使わなかった分は「投資」に回す
ここが私なりの工夫です。
特別費を全額、ただ現金で寝かせておくと、
インフレに負けて実質的に目減りしてしまいます。
そこで私は、手元に残す400万円を超えた分は、
NISAなどでインデックス投資(オルカン)に回しています。
そして実際に特別費が必要になったら、その時に売却して充てる、という流れです。
- 常に手元に約400万円(生活防衛資金+特別費)を残す
- それを超える分は投資に回し、複利でインフレに負けないようにする
- 大きな出費が来たら、その都度売却して充てる
- 手元が400万円を割りそうなら、投資より現金確保を優先する
ちなみに「インデックスと高配当株、どちらで運用するか」で迷う方も多いと思います。
私なりの比較とシミュレーションは、こちらの記事にまとめています。
子供の学費は「特別費とは別枠」で考える
特別費とは分けて、私が長期で備えているのが子供の学費です。
学費は、家電や車検のように10年で発生するものではなく、
大学卒業まで考えると10年以上先まで続くものです。
そのため、特別費とは切り離して、長期の目標として準備しています。
- 小学校〜大学4年分として、大枠で約1,000万円を想定
- 今は約300万円を、現金と株式(投資)の両方で準備中
- 進学の3年ほど前からは、現金600万円を確保する想定
ポイントは、使う時期が近づいたら現金の比率を上げることです。
学費のように「使う時期が決まっているお金」を、
ずっと株式に置いておくと、いざ使うタイミングで暴落していたら意味がありません。
だから進学が近づいたら、徐々に現金へ移して安定性を重視していきます。
未来は読めないので、あくまで「ざっくりの目安」です。
それでも、目安があるのと無いのとでは、安心感がまるで違います。
見なかった振りをしてしまったら、後で大きなツケを支払う事になりかねません。
「老後資金なのに使っていいの?」と思うかもしれませんが
こう書くと、「それは老後のための資産運用じゃないの?」と思う方もいるかもしれません。
でも私は、老後のために、壊れた家電を壊れたまま使い続けたり、
子供の学費をローンで子供自身に背負わせたりするのは違うと思っています。
お金がかかることも承知のうえで子供を授かったのですから、
「老後も学費も全部完璧に」という魔法のような方法はありません。
だからこそ、
インフレに負けない資産運用と、
支出と収入を数字でしっかり把握することが大切だと考えています。
まとめ:お金を増やす方法は、突き詰めると2つだけ
インデックス投資を別にすれば、お金を増やす方法は突き詰めると2つです。
- 支出を減らす(固定費の見直しなど)
- 収入を増やす(昇進・転職・副業など)
収入を増やす方法のひとつとして、私は転職エージェントにも登録してみました。
その体験はこちらにまとめています。
支出を減らすのは、100円単位でコツコツやる方法もありますが、
正直、ストレスもたまります。
それよりも、保険や通信費といった「大きな固定費」を一度見直すほうがおすすめです。
最初こそ手間ですが、一度やればずっと効果が続くのが固定費見直しの強みです。
特別費という「いずれ来る大きな出費」を見える化し、
固定費の見直しで原資を作り、使わない分は投資で育てる。
これが、私なりの「特別費も考慮した資産形成」です。
「いつか来る出費」を先に見える化しておくだけで、お金との付き合い方がぐっと楽になりますよ。
「希少性」「限定」「今だけ」本当にそう?|損失回避バイアスとは?
金額はあくまで我が家の想定であり、必要な特別費は各家庭の状況により異なります。
資産運用にはリスクが伴います。投資の判断はご自身の責任でお願いします。












